初花の最大の代名詞が、地下深くから湧出する36℃前後の自噴温泉です。泉質は「アルカリ性単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)」で、淡い黄褐色(モール泉特有のウーロン茶のような色合い)を帯びており、微細な気泡が肌にびっしりと付着するのが特徴です。
36℃前後の温度帯は人間の体温とほぼ同等であるため、医学的にも「不感温度帯」と呼ばれます。心拍数や血圧に急激な変動を与えず、副交感神経を優位にして深いリラクゼーション効果をもたらします。浴槽に身を沈めると、まるで母親の胎内に包まれているかのような浮遊感を覚え、1時間以上じっくりと浸かり続ける入浴客が後を絶ちません。
適応症としては神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性のほか、肌の古い角質を優しく落とす美肌効果も期待されています。館内には加温された温浴槽もあり、ぬる湯と温湯を交互に行き来する「温冷交互浴」を行うことで、自律神経の調整や血行促進効果が一層高まります。