松永氏の現在の重要な肩書の一つが、関東交通犯罪遺族の会(あいの会)における幹部としての役職である。同じ境遇にある遺族たちと連帯し、個人の悲しみを集団の変革力へと昇華させてきた。
彼らの活動は法務省をはじめとする国家機関を直接動かしている。危険運転致死傷罪の適用要件見直しに関する議論や、被害者参加制度の実効性向上、さらには高齢ドライバーの運転免許返納を促す制度設計など、法改正を促すロビイング活動において松永氏の存在感は極めて大きい。専門家や官僚と対等に渡り合う法制度の提言者としての顔は、彼のキャリアにおける極めて重厚な側面である。