なぜ?ノンフライヤーのじゃがいもが劇的カリカリになる神裏技を徹底解説

なぜ?ノンフライヤーのじゃがいもが劇的カリカリになる神裏技を徹底解説

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ネット上のQ&AサイトやSNSで頻繁に見られる「ノンフライヤーのポテトはまずい」「期待外れ」という悪評。その背景を取材すると、利用者の多くが共通の誤解に囚われている実態が浮かび上がってきました。最大の落とし穴は以下の3点に集約されます。

第1の原因は、「完全油分ゼロ」という過度な思い込みです。ノンフライヤーは超高速の熱風を循環させて食材自身の油分で揚げる仕組みですが、じゃがいも自体の脂質含有量はわずか0.1%程度しかありません。油分が全く存在しない状態で熱風を当て続けると、食材表面の水分だけが無秩序に奪われ、揚げ物ではなく「硬く乾燥した乾物」のような焼き上がりになってしまいます。表面をクリスピーに仕上げるには、熱伝導を媒介するごく少量の油膜が物理的に不可欠です。

第2の原因は、切った直後のじゃがいも表面に付着している「遊離デンプン」の放置です。包丁で細胞が破壊されると、デンプン粒が表面に流れ出ます。これを洗い流さずに加熱すると、熱風でデンプンが不均一に糊化(アルファ化)して粘り気のある被膜を形成し、内部の水蒸気が外へ抜けるのを邪魔してしまいます。結果として外側は硬く焦げ付き、内側は逃げ場を失った水分でベチャつく最悪の食感に陥ります。

第3の原因は、バスケットへの食材の詰め込みすぎです。「一度にたくさん作りたい」とじゃがいもを何層にも重ねて敷き詰めると、ノンフライヤー最大の強みである熱風の対流が遮断されます。熱風が通らない下層のポテトは蒸し焼き状態になり、フライドポテトではなく単なる「温野菜」になってしまうのです。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。