現在、台湾ベーカリーの最新トレンドは単なる「台湾ブーム」の枠組みを越え、洗練されたクラフトベーカリー業態へと進化しています。オープン当初に見られた「現地そのままの屋台感を再現したテイクアウト専門店」だけでなく、洗練されたカフェスペースを併設し、台湾茶やクラフトビールとともに麵包を提供するプレミアム店舗が主要都市で相次いで成功を収めています。
さらに注目すべきは、日本の有名ブーランジェリーやコンビニエンスストアとのコラボレーションです。台湾の伝統食材であるタロイモ(芋頭)のペーストとフランス産発酵バターを組み合わせた「タロイモバターサンド」や、国産米粉を用いた「進化系米粉菠蘿麵包」など、両国の技術を融合させた新商品が市場を活性化させています。一過性のエスニック消費ではなく、日本のパン文化の新たな定番ジャンルとして完全に根付いたと言えます。