西城秀樹さんが公の場でファンの前に姿を見せた最後のステージは、2018年4月21日に栃木県足利市で開催された「同窓会コンサート」でした。また、それに先立つ4月13日・14日には、自身の63歳の誕生日を祝うバースデー記念イベントも開催されていました。
当時の現場を取材した音楽関係者の証言によると、当時の西城さんは自力でスムーズに歩行することが極めて困難な状態にありました。それでもステージ上では車椅子から立ち上がり、スタッフやマイクスタンドに身体を預けながら、かすれる声を絞り出すようにして魂の歌声を響かせました。
往年の激しいステップや爆発的なシャウトこそ叶わなかったものの、右半身の麻痺を抱えながら左手でマイクを握りしめ、リズムに合わせて全身を揺らす姿に、客席からは割れんばかりの拍手と涙が溢れました。まさに生涯現役エピソードを象徴する、歌い手としてのプライドが凝縮された瞬間でした。