なぜ日本の水族館から消える?絶滅危惧種ラッコ激減の真相を徹底解説

なぜ日本の水族館から消える?絶滅危惧種ラッコ激減の真相を徹底解説

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18世紀から19世紀にかけて行われた毛皮目的の苛烈な密猟と商業捕獲により、地球上のラッコは一度根絶寸前まで追い詰められた。その後、国際的な保護条約によって一定の回復を見せたものの、21世紀の現在、新たな脅威が彼らを襲っている。

巨大タンカーの事故による原油流出は、ラッコにとって致命的だ。彼らはアザラシのような厚い皮下脂肪を持たず、密生した体毛の間に空気を溜め込んで体温を保っている。原油が毛に付着すると保温機能を失い、低体温症で死に至るのだ。さらに、海洋プラスチック汚染や化学物質の蓄積、地球温暖化に伴う海水温の上昇と病原体の拡大が、弱り切った個体群を休むことなく追い詰めている。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。