ネット上の古い旅行ブログやまとめサイトを見ていると、現在の現場環境と乖離した誤った情報が散見されます。特に注意が必要なのが「喫煙所の場所」と「自由席の運用」です。
まず喫煙環境について、京都駅新幹線喫煙所の状況は劇的に変化しました。JR東海は2024年春に東海道新幹線全編成(N700A・N700S)の車内喫煙ルームを完全に廃止し、非常用設備やビジネスブース等へと転換を完了しています。「新幹線に乗ってから車内で吸えばいい」という考えは通用しません。
ではホーム上はどうなっているのかというと、京都駅の新幹線ホーム上(11〜14番線)の端に設置されていた喫煙ルームも順次撤去が進んでおり、構内で喫煙可能なスポットは極めて限定的です。新幹線改札内コンコースの指定エリア、または八条口・烏丸口の駅前指定喫煙所を事前に利用しておく必要があります。愛煙家の方は改札に入る前に一服を済ませる動線を組んでおかないと、東京までの約2時間15分間を耐え忍ぶことになります。
続いて、自由席を狙う旅行者が絶対に把握しておくべき京都駅新幹線自由席号車の配置です。「のぞみ」の自由席は基本的に1号車から3号車(博多寄り)の3両のみです。「ひかり」は1〜5号車、「こだま」は1〜6号車および一部13〜15号車が自由席となるケースが一般的ですが、京都駅ホームは16両編成の全長約400メートルに及びます。自由席の乗り場はホームの西端(新大阪方面)に位置しているため、中央階段から上がると200メートル近く歩かされることになります。
さらに見落とせないのが、年末年始・ゴールデンウィーク・お盆・秋の行楽連休などに実施される「のぞみ全席指定席」の運用です。2026年現在も繁忙期の全席指定運用は完全に定着しており、この期間中は自由席特急券では「のぞみ」に着席できません。自由席特急券で乗車した場合はデッキでの立ち席を余儀なくされるため、事前の指定席確保が不可欠です。
また、乗車前の待機場所として重宝する京都駅新幹線待合室は、2階新幹線コンコース(中央口改札を入ってすぐの正面および東側)に設けられています。エアコン完備でコンセント席も一部用意されていますが、混雑ピーク時は常に満席状態が続きます。もし待合室が埋まっている場合は、コンコース奥のカフェ店舗や、ホーム上の空調付き待合スペース(11・12番線、13・14番線の各ホーム数カ所に設置)へ早めに移動するほうが座れる確率が高くなります。