佐野晶哉といえば、音大出身という確かなバックボーンを持ち、映画『20歳のソウル』での名演など、芝居と音楽の双方で高い評価を集めてきた。だが、その感性を育んだのは家庭内の豊かな音楽環境だ。
幼少期からピアノやサックス、打楽器に親しむことができたのは、音楽を愛する家庭の理解があってこそ。兄もまた音楽への造詣が深く、幼い頃から様々なジャンルの楽曲に触れる機会を共有していたとされる。弟がステージで放つJ-POPの枠に収まらないダイナミックな表現力は、こうした家庭環境のなかで自然と磨き上げられていったものだ。