オリジナル三部作の成功後、彼は長らくメガホンを置いた。大作映画の監督という地位に伴う妥協や政治工作を心底嫌ったからだ。プロデューサーや起業家としての顔に専念した理由は、クリエイティブの主導権を百パーセント握り続けるためだった。
スタジオの介入を許さず、全財産を危険に晒しながら自費で続編を制作するスタイルは、正気の沙汰ではないと評された。しかし、その無謀な執念があったからこそ、誰の指図も受けない純度100パーセントの世界観が構築された。彼はハリウッドの中で働きながら、ハリウッドから最も遠い場所に立ち続けた。