免許更新を巡っては、インターネットやSNS上で事実とは異なる認識が散見されます。トラブルを避けるために、代表的な誤解と現場の運用実態を照合してみましょう。
誤解①:「更新連絡ハガキが届かないと、更新手続きは一切受けられない」
これは完全な誤解です。更新連絡書(ハガキ)は、公安委員会がドライバーへ更新期間の到来を知らせる案内通知に過ぎず、法令上の必須書類ではありません。窓口で「ハガキを紛失した」「届いていない」旨を申告すれば、免許証番号からデータベースを照会し、通常通り手続きを進められます。
ハガキが届かない主な原因は、前回の引っ越し時に警察署で「運転免許証の住所変更手続き(記載事項変更届)」を怠っていたケースです。住民票を移していても、警察の免許データは連動して更新されません。旧住所へ送付されたハガキが宛先不明で返送されてしまうため、心当たりがある方は免許証と新住所の住民票を持参して直接窓口へ向かいましょう。
誤解②:「誕生日当日に違反がなければ、その場でゴールド免許に切り替わる」
免許の色(区分)を判定する基準日は「誕生日当日」ではありません。道路交通法施行令により、誕生日の40日前(起算日より過去5年間)における違反・事故履歴で最終判定されます。つまり、誕生日の直前に違反点数の有効期限が切れたとしても、基準日時点での違反歴としてカウントされるため、直前の無事故無違反でゴールドへ滑り込むことはできません。