『妖怪ウォッチ』を巡る情報の中で、ネットユーザーが最も混同しやすいのが「メディアごとの世界線の食い違い」です。フミちゃんとケータの関係性についても、媒体によって前提条件が異なります。
小学館の『コロコロコミック』で連載された小西紀之氏による漫画版では、強烈な下品ギャグと熱血バトルが中心となり、恋愛要素は極めて薄く処理されています。一方で、少女漫画誌『ちゃお』で連載されたもりちかこ氏のコミカライズ版では、フミちゃんが単独主人公として妖怪たちと心を通わせる少女漫画らしいドラマが描かれ、ケータの立ち位置は控えめでした。
そのため、「シャドウサイドの結婚設定は正史なのか、それとも一つのパラレルワールドなのか」という議論がネット上で度々噴出します。公式の見解を精査すると、レベルファイブが提示する正統なナンバリングタイトルの歴史線(ゲーム『4』を含む)において、シャドウサイドは間違いなく正史の未来として組み込まれています。
後発のアニメ『妖怪ウォッチ!』や『妖怪ウォッチ♪』で再び小学生時代のギャグ日常に戻ったため、「結婚の話はリセットされたのか」と誤解する層も一部見受けられます。しかし、これはサザエさん方式の日常ギャグアニメとして過去・並行の時間を描いているに過ぎず、公式が一度提示した「30年後の天野夫妻」という終着駅が否定されたわけではありません。