有村昆を語る上で欠かせないのが、芸能界屈指とも称される驚愕のセレブ実家の存在です。芸名である「有村」は親族の旧姓などに由来し、彼の本名は「藤田昆(ふじた こん)」といいます。この「藤田家」のルーツこそが、彼の人生観やキャリアを形作った絶対的な土台です。
父親は、世界規模でホテルチェーンを展開する「チョイスホテルズインターナショナル」の元副社長兼日本支社名誉会長を務めた実業家、藤田秀二氏です。日本ツーリズム産業の草分け的存在として国際ビジネスの最前線で活躍した人物であり、有村自身も父親の赴任先であったマレーシア・クアラルンプールで出生しました。また、母親は高名なシャンソン歌手である紫野京子氏であり、まさに政財界・文化界のハイブリッドとも呼べる名家で育ちました。
東京都世田谷区の一等地に構える敷地数百坪の大豪邸には、地下に本格的なプライベート映画館が設置されており、有村が少年時代から映画に没頭できる環境が完全に用意されていました。学生時代から提供されていた桁外れのお小遣い制度や、外車のコレクションなど、数々のテレビ番組で明かされたエピソードは決して誇張された演出ではなく、確固たる資産背景に裏打ちされた事実です。
ネット上では一時期、「実家が超富裕層だからスキャンダルで仕事を失っても痛くも痒くもない道楽息子」といった揶揄も見受けられました。しかし実態はより構造的です。活動自粛期間中の個人事務所の維持費、シングルファザーとして長男を私立校へ通わせる教育費、そして何より世間からのバッシングに晒された時期の精神的シェルターとして、実家が果たした役割は計り知れません。資本の厚みが再起のセーフティネットとして機能した好例といえます。