韓国語で「ごめんなさい」や「申し訳ありません」を表す言葉には、大きく分けて「미안(ミアン)」系と「죄송(チェソン)」系の2つのルーツが存在します。この2つの決定的な違いは、漢字語としての語源と、相手に対する敬意の度合いにあります。
タメ口であるパンマルの「미안해(ミアネ)」や、少し丁寧な「미안해요(ミアネヨ)」は、「未安(心が安らかでない)」という漢字に由来します。身近な友人や年下、親しい同僚に対して「気を遣わせてごめんね」「待たせてごめん」といった親密なニュアンスで使うのが基本です。一方で、ビジネスの場や目上の人、初対面の相手に対して「ミアン」を使ってしまうと、非常に軽薄で失礼な印象を与えて兼ねません。
対して、「죄송합니다(チェソンハムニダ)」は「罪送(罪深く思い恐縮する)」という強力な漢字語から派生しています。極めて高い敬意と誠意を示すフォーマルな敬語表現であり、ビジネスシーンや公の場、年長者に対して頭を下げる際には、この言葉一択となります。日常会話で少しカジュアルに謝りたい場合は「죄송해요(チェソンヘヨ)」へと変化しますが、目上の相手や過失の大きい場面では、必ず「チェソンハムニダ」を選択するのが大人のマナーです。