電気診を受けるにあたって患者が最も懸念するのは、「感電のような強い痛みがあるのではないか」という点です。SNSや医療相談掲示板でも「電気を流すと言われて恐怖で体が強張った」「拷問のような痛みを想像した」という声が散見されます。
実際の臨床現場における感覚は、「ピリッとした微細な刺激」「ツンとする感覚」「かすかな違和感や温かみ」と表現されるケースがほとんどです。検査機器は安全設計が徹底されており、極めて低い電流値からスタートして段階的(無段階またはマイクロアンペア単位)に数値を上げていきます。
検査前には必ず歯科医師や歯科衛生士から「何か感じたら手を挙げてください」「ボタンから指を離してください」といった指示があります。患者が刺激を自覚して合図を出した瞬間に通電は即座にストップするため、激痛に長時間耐えさせられるような事態は構造上あり得ません。過度な恐怖心は筋肉を緊張させ、わずかな刺激を痛みと錯覚しやすくするため、リラックスして合図を送る準備をしておくことがスムーズな検査のコツです。