「ただ君に晴れ」を原曲のキーで演奏する際、最も推奨されるのはカポタストを2フレットに装着(2カポ)する設定だ。キーがAメジャーから扱いやすいGメジャーの指使いへと変換され、開放弦を活かしたアコースティックギターらしい煌びやかな響きを得られる。初心者にとっての最初の難所は、サビやバッキングで頻出する「F#m7」や「B7」といったセーハ(バレー)コードだろう。
人差し指で複数を同時に押さえるバレーコードがうまく鳴らない場合は、簡易コードへのアプローチが有効だ。例えばF#m7なら、1弦を開放にして指の負担を減らすフォームや、ベース音を思い切って省く構成を試してほしい。完璧に全ての弦を響かせようと力むより、テンポ感を損なわずにストロークのグルーヴを維持するほうが、原曲が持つ爽快なロックの疾走感を表現できる。