スペイン天使像の修復失敗なぜ起きた?衝撃の現在と繰り返される理由

スペイン天使像の修復失敗なぜ起きた?衝撃の現在と繰り返される理由

スペイン天使像の修復失敗なぜ起きた?衝撃の現在と繰り返される理由について押さえておきたい 注意点を分かりやすく解説いたします。

情熱的な文化大国であり、ベラスケスやピカソを生んだスペインで、なぜこれほど粗雑な修復が繰り返されるのでしょうか。その根本には法制度の不備と文化財指定の格差という根深い問題が存在します。

スペイン美術品保全修復家協会(ACRE)が長年にわたり警鐘を鳴らし続けている通り、スペインでは「国宝」や「最高重要文化財(BIC)」に指定されていない建造物や美術品に対して、修復者の公的資格を義務付ける厳格な法律が長らく整備されていませんでした。

地方の自治体や小規模な教会、民間の建物オーナーにとって、有資格の専門修復チームを雇う費用は極めて重い負担となります。その結果、「安価に請け負う一般塗装業者」や「善意の一般住民」に手入れを任せてしまい、修復という名の破壊行為が引き起こされてしまう構造が定着していたのです。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。