ハイレベルな攻防になると、相手もボーアンドアローチョーク ディフェンスを熟知しているため、ズボンを掴ませないように肘を絞めたり、襟を握る手首を両手で引き剥がそうと抵抗してきます。全国各地の柔術道場で取材を進めると、熟練の黒帯指導者たちは「防がれた瞬間こそが次のフィニッシュへの合図」と口を揃えます。
防がれた際に極めて有効なボーアンドアローチョーク バリエーションの代表例が以下の2系統です。
- 対角の腕を取りに行く「アームバー(腕十字)」への移行:相手がズボンを取られまいと下半身を守る場合、相手の腕がガラ空きになります。襟を持ったまま上側の足を相手の顔面に跨がせることで、電光石火のストレートアームロックへとシフトできます。
- 相手が回転して逃げようとした際のマウント奪取(ボウ&アロー・スイープ):相手が絞めのプレッシャーから逃れるために術者の体の上へ覆いかぶさってきた場合、襟のグリップを維持したまま上体を起こし、強烈なプレッシャーをかけたままトップポジション(マウント)を奪い、追加ポイントを獲得しつつ襟絞めを継続します。