2026年現在、日比大介氏の活動は幼児施設単体の枠を超え、さらなる広がりを見せています。
近年の最新動向として注目されるのが、中国、ベトナム、タイなどアジア圏をはじめとする海外現地での園舎プロジェクトの本格展開です。急速な都市化と経済成長に伴い、質の高い幼児教育環境を求めるアジア各国から設計オファーが急増しており、日本の細やかな設計思想を現地文化と融合させた園舎が各地で誕生しています。
さらに国内では、幼児施設で培ったノウハウを応用した「高齢者福祉施設」や「インクルーシブ教育空間」、子どもから高齢者までが日常的に集う「多世代共生型複合施設」の設計にも注力。世代間のバウンダリー(境界)を緩やかに溶かし、地域社会全体で子どもを育む持続可能な空間デザインを次々と提示しています。