基本の佃煮が完成したら、仕上げの具材を加えることで風味の厚みと栄養価が一気に跳ね上がります。特に定番として外せないのが、かつお節と白ごまアレンジです。
火を止める直前、たっぷりの花かつお(約5g)と香ばしく煎った白いりごま(大さじ2)を投入し、余熱で全体をサッと和えます。かつお節が鍋に残ったわずかな煮汁を吸い上げるため、味がゴーヤ全体にピタッと密着し、お弁当箱に入れても汁漏れしにくくなります。イノシン酸を豊富に含むかつお節と、グルタミン酸を含む醤油が合わさることで、圧倒的なうま味の相乗効果が生まれます。
さらに食べごたえやカルシウムをプラスしたいときは、ゴーヤ佃煮ちりめんじゃこの組み合わせが最適です。煮汁が少なくなってきた中盤の段階でちりめんじゃこをひとつかみ(約20〜30g)加えることで、じゃこから上品な魚介出汁が染み出し、佃煮全体のコクが一段と深まります。大人の晩酌用には、仕上げに輪切り唐辛子や粉山椒をひと振りするのも絶品です。