韓国の伝統的なストリートスナックであるダルゴナ(カルメ焼き)の魅力は、何といってもイカゲームの型抜き材料が極めてシンプルである点にあります。必要な主原料は「砂糖」と「重曹(炭酸水素ナトリウム)」の2つだけです。
失敗を防ぐための重曹と砂糖の黄金比は以下の通りです。
・砂糖(白砂糖またはグラニュー糖):大さじ2(約20〜25g)
・食用重曹:耳かき1杯〜ひとつまみ弱(約0.2〜0.4g)
砂糖は三温糖や黒糖でも作れますが、溶けムラが出にくく均一に膨らむのは純度の高いグラニュー糖や上白糖です。そして最も警戒すべきは「重曹の入れすぎ」です。重曹が多すぎると炭酸ガスの発生過多で苦味が強烈になり、口当たりもパサパサになってしまいます。おたまの中で砂糖が完全に溶けて透明な琥珀色になった後、箸の先端にちょんと乗せる程度の極少量で十分に膨らみます。
なお、自宅に重曹がない場合に「ベーキングパウダーで代用できるか」という疑問をよく耳にします。結論として代用自体は可能ですが、ベーキングパウダーにはコーンスターチや酸性剤が含まれているため、純粋な重曹に比べて発泡力が穏やかで、特有のサクサク感よりもややソフトな食感に仕上がります。屋台特有のパリッとした質感と型抜きの小気味よい感触を追求するなら、100円ショップやスーパーの製菓コーナーで手に入る食用の純重曹を選ぶのがベストです。