番組が放った数々の名場面は、今なお日本のテレビ史に刻まれる金字塔です。
その筆頭が「未成年の主張」でした。中学校や高校の校舎の屋上に立った生徒が、グラウンドに集まる全校生徒や意中の相手に向かって想いを叫ぶこの企画は、青臭い告白、親への感謝、ユーモラスな不満など、生の感情が剥き出しになるドラマを生み出しました。見守るV6の坂本昌行、長野博、井ノ原快彦、森田剛、三宅健、岡田准一の温かいリアクションとツッコミが、若者たちの勇気を後押しする構図は見事というほかありません。
そして火曜20時のリビングを爆笑の渦に巻き込んだのが「B-RAPハイスクール」です。尾崎豊の楽曲に乗せて日常の哀愁を叫ぶ「尾崎豆」、リズムに合わせて理不尽な怒りをぶつける「アンジー」、ミュージカル調の歌唱力で圧倒した「MUSIA」など、怪演を繰り広げるパフォーマーが次々と誕生しました。過剰な演出に頼らず、個人の熱量だけで笑いを生み出すストロングスタイルの構成は、ショート動画全盛期の今見ても色褪せない爆発力を持っています。