「相手は間違いなく送信したと言っているのに、迷惑メールフォルダにすら入っていない」――このような消失現象の裏には、2024年から2026年にかけて世界中で強化された送信ドメイン認証の不達トラップが存在します。
Googleや米Yahoo!、そして日本の携帯キャリア各社は、なりすましメール撲滅のため「SPF」「DKIM」「DMARC」といった送信者認証の設定を送信サーバーに義務付けています。この基準を満たしていない小規模ECサイト、個人事業主のメール、転送サービスを経由したメールは、iPhoneの端末に届く前段階(サーバーのゲートウェイ)で「危険なメール」として完全破棄されます。
ユーザー側で講じるべき対策は以下の通りです。
通信キャリアのWeb管理画面(My docomo、My au、My SoftBank)にアクセスし、迷惑メールフィルターの強度を「強」から「標準」に変更するか、「受信許可リスト(救済リスト)」に送信元の完全なメールアドレス(またはドメイン)を登録します。特に「URLリンク付きメール拒否」が有効になっていると、パスワード再設定URLや認証コード記載のメールが一律で弾かれるため、一時的に設定を解除する運用が求められます。