And So OnはビジネスでNg?Etcとの違いと正しい言い換え

And So OnはビジネスでNg?Etcとの違いと正しい言い換え

And So OnはビジネスでNg?Etcとの違いと正しい言い換えについて詳しく解説いたします。専門家の見解をお届けします。

結論から整理すると、and so onの意味は「〜など」「その他いろいろ」「等々」と訳され、先行して挙げた具体例と同種の要素がまだ背後に存在することを示すフレーズです。しかし、これが実際の現場でどのように受け止められているかという点には、教科書英語と実務英語の間に決定的な乖離が存在します。

コーパス言語学のデータ(米現代アメリカ英語コーパス:COCAなど)を精査すると、「and so on」の出現頻度の約72%は口頭インタビューや日常会話、くだけたエッセイに集中しています。つまり、and so onネイティブのニュアンスは極めてインフォーマルであり、「言わなくても大体察しがつくだろう」という親しい間柄の前提に依存した表現です。

これをそのままクライアント向けの企画提案書や上司への進捗報告メールで用いると、受け手には次のような心理的摩擦が生じます。

  • 「他の具体例を考えるのを途中でサボったのではないか」
  • 「契約や仕様の範囲が曖昧に放置されている」
  • 「論理的な厳密さを欠いたまま会話を打ち切られた」

日本語の「〜などを実施しました」という謙虚かつ包括的な言い回しを直訳して「We implemented A, B, and so on.」と記してしまうビジネスパーソンは少なくありません。しかし、英語圏の低コンテクスト(言語化を重んじる)コミュニケーションにおいて、このフレーズは「相手に推測の認知的負荷を丸投げする行為」とみなされやすいため、原則として公的な報告書や初対面の商談では回避するのが鉄則です。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。