仕掛けの成否を握る最大のエンジンが、天然の樹液を忠実に模倣した「発酵餌(ベイト)」の調合です。カブトムシの嗅覚受容体は、果実が熟してアルコール発酵する過程で発生するエステル類とエタノールの混合臭に強く反応します。
昆虫採集の現場で圧倒的な実績を誇るカブトムシ発酵餌の黄金比は以下の通りです。
【発酵餌の黄金配合比(ボトル2〜3本分)】
・完熟バナナ(皮ごと細かく刻む):2本
・甲類焼酎(アルコール度数25度):50ml
・黒糖または上白糖:大さじ3杯
・ドライイースト(パン用酵母):小さじ1杯
・食酢または黒酢:小さじ1杯
作り方は、密閉可能なジッパー付き保存袋に材料をすべて入れ、バナナの果肉を指でしっかりと潰しながら均一に混ぜ合わせます。袋の空気を軽く抜いて密閉し、直射日光の当たる場所に半日から1日ほど放置して常温発酵させます。炭酸ガスが発生して袋がパンパンに膨らみ、フルーティーでツンとした甘酒のような発酵香が漂えば完成のサインです。ガス圧が高まりすぎると袋が破裂するため、数時間おきにガス抜きを行ってください。