高速道路における車両火災の主な原因として、過去の事故事例からは主に3つのパターンが挙げられます。
第1に、エンジンルーム周りのオイル漏れや燃料系統の破損です。劣化したホース類から漏れ出た可燃性油脂が高熱のエキゾーストマニホールドやターボチャージャーに接触することで発火に至ります。
第2に、タイヤのバーストやブレーキの引きずり(過熱)です。特に下り坂での過度なフットブレーキ使用によるフェード現象や、空気圧不足のまま高速連続走行を続けたことによるスタンディングウェーブ現象が引き金となり、タイヤやブレーキ周辺が高熱化して炎上する事例が大型トラックを中心に後を絶ちません。
第3に、近年増加傾向にある電気配線のショートや車載機器(リチウムイオンバッテリー等)のトラブルです。消防と警察は今回の火災現場においても、運転手からの聞き取りとともに、車両の残骸から出火元となったパーツを特定する鑑識作業を慎重に進めています。