利用者が最も気にするポイントである、座席表とステージの見え方について現場取材を行いました。大ホールはワンフロア傾斜式を主体としたクラシックな扇形構造を採用しています。
前列(1列〜10列):演者の表情や息遣い、細かな手元の動きまで肉眼で鮮明に捉えられます。ただし、最前列付近はステージ床面を見上げる角度が強くなるため、長時間の鑑賞では首への負担を考慮する必要があります。
中腹列(11列〜22列):ホール全体のなかで最もバランスが優れている「特等席」エリアです。適度な勾配がついているため、前の座席に座る人の頭部が視界を遮りにくく、舞台全景と音響のステレオ定位が最も自然に届きます。
後列(23列以降):客席全体の最後方であっても、バルコニーが深くせり出していないため圧迫感がありません。天井が高く音抜けが良い構造になっており、市民の評判とネットの反応でも「後ろの席だったが声や楽器の音がクリアに飛んできた」「全体構成が見渡しやすかった」と音響面でのポジティブな評価が目立ちます。
一方で、SNSやレビューサイトに寄せられる不満の声で共通しているのが「座席シートのクッション性と足元の前後間隔」です。現代の最新シネコンやホールに比べるとシートピッチが狭く、大柄な男性が長時間座り続けると膝回りに窮屈さを感じる設計になっています。長時間の観劇やコンサートに赴く際は、薄手のクッションを持参するなどの自衛策が賢明です。