恋わずらいとは?胸が苦しい理由と心身の症状・科学的な治し方を解明

恋わずらいとは?胸が苦しい理由と心身の症状・科学的な治し方を解明

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恋に落ちたとき、私たちの体内では劇的な生化学的変化が起きています。脳神経科学の知見によれば、初期の恋愛感情はドーパミン恋愛脳と呼ばれる報酬系回路の暴走状態に他なりません。快感を司るドーパミンや興奮を促すフェニルエチルアミン(PEA)が大量に放出される一方で、精神の安定を保つセロトニンが通常時より約40%低下することが各種研究で確認されています。これは強迫性障害の患者に見られる脳内バランスと酷似しており、「相手のことが頭から離れない」状態が強制的に作り出されます。

また、多くの人が訴える胸が苦しい理由には、自律神経系と心臓の物理的な連携が関与しています。強い感情の揺らぎや不安によって交感神経が急激に優位になると、冠動脈や心筋が微小な緊張を起こし、実際に胸郭周辺の圧迫感や痛みとして知覚されます。さらに迷走神経の乱れが胃腸の働きをストップさせるため、食欲不振や不眠といった顕著な身体的苦痛が連鎖的に引き起こされる仕組みです。

つまり、代表的な恋わずらい症状は甘美な悩みなどではなく、脳と身体が強烈なストレスアラートを発している生理現象そのものといえます。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。