車が雪にはまり込んで動けなくなった際、最も警戒しなければならないのが一酸化炭素(CO)中毒だ。エンジンをかけたまま暖をとろうと車内に留まるドライバーは多いが、これは一歩間違えれば致命的な判断となる。
車両の周囲に降り積もる雪、あるいは降り続く大雪によってマフラー(排気口)が塞がれると、排出されるはずの有害な排気ガスが車体下部に溜まり、隙間から車内へと逆流を始める。無色無臭のガスは気づかぬうちに搭乗者の意識を奪い、わずか数十分で死に至るケースもある。吹雪の中で車内待機を余儀なくされた場合は、定期的に車外に出て排気口周辺の雪かきを行うか、可能であればエンジンを完全に停止して防寒着や毛布で保温する覚悟が必要だ。