最も恐れられているのが、皮膚がんの一種である「メラノーマ(悪性黒色腫)」だ。これはメラノサイトという色素細胞が悪性化したもので、進行が非常に早いことで知られる。顔にできた黒い斑点が、単なる加齢による老人性色素斑なのか、それともメラノーマなのかを素人が見分けるのは不可能に近い。
医師が診断する際は、非対称性、境界の不明瞭さ、色の不均一さ、直径が6ミリ以上であること、そして「変化のスピード」といった複数の基準(ABCDEルール)を用いる。ネットの静止画を眺めるだけでは、その黒い点が「昨日と比べてどう変化したか」という最も重要な時間的経過を追うことができない。