ネット上のコミュニティやSNSにおける言及を精査すると、歌舞伎揚に対する評価には際立った共通点が見出せます。「気付いたら大袋を半分以上平らげていた」「この甘じょっぱさは他のお菓子で代用できない」といった、中毒性とも言える味付けの完成度を賞賛する投稿が圧倒的多数を占めます。
一方で、近年の健康志向の高まりに伴い、カロリー面に対する警戒感を示す声も少なくありません。歌舞伎揚の原材料は、うるち米(米国産、国産)、植物油、しょうゆ、砂糖、果糖ぶどう糖液糖、調味エキスなど。精製された炭水化物を植物油で揚げ、さらに砂糖と醤油のタレを絡めているため、炭水化物と脂質が非常に高い比率で組み合わさっています。
大袋(標準10〜11枚入り)を1袋食べ切ると約600〜650kcalに達し、一般的な成人女性の1食分の推定エネルギー必要量に匹敵します。SNS上でも「美味しいが罪悪感が凄まじい」「個包装を1日2枚までに制限している」というリアルな告白が散見されます。この強烈な満足感こそが、半世紀にわたり消費者を惹きつけ続ける原動力であると同時に、食べ過ぎに対する自制を求める要因にもなっています。