ズボンは素材や仕立てによって、最適な干し方が明確に分かれます。ヘビーオンスのデニムと、繊細なウールや化繊のスラックスを同じ方法で干してしまうと、乾きムラや生地の劣化を招きます。
1. ジーンズ・厚手パンツ:ピンチハンガーを使った「筒干し」
生地が分厚いジーンズには、角型のピンチハンガーを使用した「筒干し」が最も効果的です。ウエストの前後左右を4〜6個のピンチでつまみ、丸い筒のような形状を作って吊るします。中が空洞になるため風がダイレクトに通り抜け、ポケット周りの生乾きを確実に解消できます。
2. スラックス・スーツパンツ:シワを防ぐ「逆さ干し」と専用バー
ビジネス用のスラックスやスラックスパンツは、裾を上、ウエストを下にする「逆さ干し」が推奨されます。ウエスト部分の付属金具や厚手の芯地の重みが自然な重し(テンション)となり、自重で裾や膝裏のシワが綺麗に伸びます。
また、ハンガーの跡を絶対につけたくない場合は、丸みのある太めの木製バーハンガーを使用するか、クリップの内側にフェルトや厚紙を挟んで裾を固定する手法が極めて有効です。