月桂樹の育て方完全ガイド|枯らさず収穫を楽しむ鉢植え・地植えの秘訣

月桂樹の育て方完全ガイド|枯らさず収穫を楽しむ鉢植え・地植えの秘訣

今注目を集めている 月桂樹の育て方完全ガイド|枯らさず収穫を楽しむ鉢植え・地植えの秘訣について、主要な情報をご紹介しています。

月桂樹の樹形維持と収穫を両立させるためには、成長サイクルに合わせた剪定が欠かせません。萌芽力が旺盛な樹木であるため、刈り込みにも耐えられますが、時期を誤ると新芽を傷めたり樹勢を落としたりします。

基本の剪定時期は新芽が吹き出す前の3月〜4月です。この時期に伸びすぎた主幹を切り戻す「芯止め」を行って高さを抑え、内側に向かって伸びる不要枝(内向枝)や交差枝を元から間引く「透かし剪定」を実施します。秋(10月〜11月)には、夏に伸びた余分な枝先を整える程度の軽剪定にとどめましょう。内部まで光と風が通る構造に仕立てることが、害虫の温床を作らない鉄則です。

風通しが悪くなると瞬く間に発生するのが、吸汁性害虫のカイガラムシです。カイガラムシが寄生すると樹液を吸われて木が衰弱するだけでなく、その排泄物にカビが生えて葉や幹が真っ黒に覆われる「すす病」を併発します。成虫になると硬い殻に覆われて薬剤が効きにくくなるため、古い歯ブラシやヘラでこそぎ落とす物理的防除が極めて効果的です。幼虫が発生する初夏(5〜6月)の段階で、浸透移行性の登録殺虫剤やマシン油乳剤を用いて早期叩きを行うのが確実です。

剪定で切り落とした枝葉は、無駄なくキッチンハーブとして活用できます。ローリエの収穫は通年可能ですが、香りの主成分であるシネオール(ユーカリプトール)が最も充実するのは、日差しを浴びて葉が硬く成熟した6月〜10月頃の2年目以降の葉です。新芽の柔らかい若葉は香りが薄く苦味が強いため収穫を避け、濃い緑色の厚みのある葉を選んで摘み取ります。

収穫した葉は水洗いして埃を落とした後、キッチンペーパーで完全に水気を拭き取ります。直射日光に当てると葉緑素が分解されて茶色く変色し、香気成分も揮発してしまうため、風通しの良い日陰で1〜2週間ほど陰干しするのが鮮度を保つ秘訣です。パリッと乾燥したら密閉容器に乾燥剤とともに入れて冷暗所で保管すれば、1年以上にわたって深みのあるスパイシーな香りを楽しめます。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。