企業間取引(BtoB)や顧客向けの年始挨拶において、ビジュアルの選定ミスはブランドイメージの失墜に直結しかねない。ビジネスシーンで求められるのは、祝意と信頼感、そして洗練された先進性の絶妙なバランスだ。
派手すぎる赤や奇抜な現代アートは、固い業種の取引先には敬遠されるリスクがある。一方で、ありきたりなフリー素材をそのまま貼り付けただけのデザインは「手抜き」の印象を与えかねない。成功している企業の傾向を見ると、伝統的な和柄(市松模様や麻の葉)を背景に配置しつつ、メインの馬のシルエットには細い金ラインを用いるなど、品格を落とさない工夫が徹底されている。
挨拶文のテキストスペースとイラストの余白(ネガティブスペース)の配置設計も極めて重要だ。文字がグラフィックにかぶって視認性が落ちる事態は、プロの現場では絶対に避けなければならない。