充電ケーブルをまとめる際、最も注意すべきなのが「内部導線への物理的ダメージ」です。特にやってしまいがちなのが、充電器本体にコードをギチギチに巻き付ける「ACアダプタ巻き」や、ケーブルの中央で固結びを作る方法。これらは充電ケーブルが断線するNGな巻き方の代表格であり、コネクタの根元(ブッシュ部分)や折り曲げ箇所に過度な引っ張り応力がかかり、皮膜の中で細い銅線がプツプツと千切れてしまいます。
断線を防ぎつつコンパクトに保つ理想的なまとめ方が、音響や映像の現場でも使われる「八の字巻き(オーバーアンダー巻き)」です。ケーブルの自然な曲がりに沿って八の字を描くように交互に輪を作っていくことで、ねじれや内部ストレスを完全に逃がすことができます。輪を作った後は、中央を締め付けすぎないマジックテープやバンドで軽く留めるだけで、次に使うときも引っかからずスルスルと解けます。
急いでいる場合でも、指3〜4本にふんわりと円を描くように巻き付け、端子部分にテンションがかからない状態で留める「ゆる巻き」を徹底するだけで、ケーブルの寿命は格段に延びます。