炭酸水素ナトリウムの熱分解実験では、発生した「気体」「液体」「加熱後に残った固体」がそれぞれ何であるかを科学的に証明する実験手順が必ずセットで出題されます。
1. 気体の確認(二酸化炭素):
発生した気体を試験管に集め、石灰水を入れて振ると白く濁る反応を示します。これにより、発生した無色無臭の気体が二酸化炭素(CO₂)であることが証明されます。
2. 液体の確認(水):
加熱した試験管の内側(口付近)についた無色の液体に青色の塩化コバルト紙をつけると、赤色(桃色)に変化します。この明確な色の変化によって、発生した液体が水(H₂O)であることを特定できます。
3. 残った固体の確認(炭酸ナトリウム):
試験管の底に残った白い粉末は、加熱前の炭酸水素ナトリウムとは異なる性質を持つ炭酸ナトリウム(Na₂CO₃)です。水への溶解度や、アルカリ性の強さを確かめる試薬反応によって明確に区別されます。