動画配信サービスの普及は、国内のエンターテインメント業界とメディアの距離感を一変させた。世界的な大ヒットを記録したドラマ『地面師たち』の例を見るまでもなく、作品の評価軸は日本国内にとどまらない。キャストやクリエイターの市場価値が世界規模で跳ね上がる中、芸能界の力学も大きく塗り替えられつつある。
巨額の制作費が動く現場には、当然ながら様々な利権や秘密が交錯する。従来のような芸能事務所によるメディアへの圧力が通用しにくくなった現在、事務所の枠組みを超えたグローバルなキャスティングの裏側や、現場での契約トラブルなどを真っ先に突き止めるのはウェブメディアの役割となった。作品が世界中で視聴されるからこそ、その裏側にある真相への関心も世界基準で高まっているのだ。