かつて金券ショップのドル箱商品だった「新幹線普通回数券」は、JR各社(JR東日本・JR東海・JR西日本)のネット予約サービス普及推進に伴い、主要幹線を含めてほぼ全廃されました。この新幹線回数券廃止現在、金券ショップのショーケースに並んでいる商材の正体は何なのでしょうか。
流通の主力を担っているのが新幹線チケット2026年最新情報でも際立つ「JR株主優待割引券」です。JR各社が株主に配当として配布する優待券を金券ショップが買い取り、旅行者へ再販しています。この優待券を使えば、JR東日本なら運賃・料金が4割引、JR西日本なら5割引、JR東海なら1割引(最大2枚で2割引)といった大幅なディスカウントが受けられます。金券ショップは優待券単体で販売するか、あるいは店舗側が事前に指定席券売機で切符へと引き換えた状態で「格安チケット」として販売しているのです。
加えて、旅行会社がパッケージツアー用として仕入れる「包括旅行割引(団体割引派生チケットや契割)」のバラ売りも一部で流通しています。チケットの右下に「契」「商制」などの文字が印字されている切符がこれに該当します。このように、現在の金券ショップは単に回数券を右から左へ流すビジネスから、株主優待相場と旅行枠を組み合わせた複雑な調達構造へと完全に舵を切っています。