Q1:磁石にくっつく金属は、結局どれを覚えればよいですか?
A1:常温で磁石にくっつく純金属は「鉄(Fe)」「ニッケル(Ni)」「コバルト(Co)」の3種類です。日常生活で見かける磁石につく製品は、そのほとんどが「鉄」または「鉄を主成分とする合金(フェライト系ステンレス、スチール鋼板など)」でできています。
Q2:100円ショップのマグネットがキッチンの壁につかないのはなぜ?
A2:壁面の化粧パネルにアルミニウム複合板やタイル、木材、プラスチック、あるいは非磁性のSUS304ステンレスが使われているためです。マグネットを取り付けたい場合は、下地にスチールプレートを両面テープで貼るなどの対策が必要です。
Q3:磁石を熱湯に入れたりライターで熱するとどうなりますか?
A3:磁石は熱を加えると内部の電子スピンの整列が乱れ、磁力が著しく弱まります。さらに「キュリー温度(キュリー点)」と呼ばれる限界温度(鉄は約770℃、ネオジム磁石は約310〜400℃)を超えると、強磁性から常磁性へと相転移を起こし、磁石としての引きつける力を完全に失います。
Q4:液体でも磁石にくっつくものはありますか?
A4:人工的に開発された「磁性流体(ナノサイズのマグネタイト微粒子を油や水に均一分散させた液体)」は、磁石を近づけると液体そのものがトゲ状に盛り上がる「スパイク現象」を起こして吸い寄せられます。また、マイナス183℃以下の「液体酸素」も常磁性を示し、強力な磁極の間に引き寄せられて留まる性質があります。