日本中を震撼させた「たけし軍団によるフライデー襲撃事件」が発生したのは、1986年12月9日の未明でした。当時、ビートたけし氏の私生活や交際相手を巡る過熱取材に対し、たけし氏本人が激怒。弟子の筆頭格であったそのまんま東氏を含むたけし軍団員11名を引き連れ、東京都港区にある講談社・フライデー編集部へと乗り込みました。
現場ではエレベーターを降りた直後から激しい口論となり、消火器の噴射や殴打などの暴行に発展。編集部員5名に全治1〜2週間の怪我を負わせる事態となりました。警視庁三田警察署により、たけし氏および東氏ら軍団員は暴力行為等処罰法違反の現行犯で逮捕されました。
当時の特番インタビューや自著『ビートたけし殺人事件』などの手記において、東氏は当時の心境を率直に述懐しています。師匠の「おい、行くぞ」という一言に対し、理非善悪を考える余地もなく「師匠を守るためなら命を捨てる」という軍団特有の絶対的な主従関係と集団心理が働いていたと明かしています。このそのまんま東 フライデー事件は、過熱する写真週刊誌のプライバシー侵害問題と芸能界の暴力性を浮き彫りにし、社会全体を巻き込む大論争へ発展しました。