愛してたって秘密はある黒幕と結末の全貌!Hulu炎上と二重人格の真相

愛してたって秘密はある黒幕と結末の全貌!Hulu炎上と二重人格の真相

愛してたって秘密はある黒幕と結末の全貌!Hulu炎上と二重人格の真相の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。

本作を語る上で避けて通れないのが、地上波最終回終了直後の「Hulu誘導に伴う大炎上」である。2017年9月17日の最終回放送時、面会室で夜太郎が覚醒し、視聴者が息を呑んだ瞬間に画面上へ表示されたのは以下の趣旨の告知だった。

「本当の完結編はHuluで配信スタート!」

全10話を毎週リアルタイムで追い、考察を重ねてきた地上波の視聴者にとって、この演出は看過できない背信行為と映った。SNS上では放送終了直後から「地上波視聴者を有料会員登録への誘導ツールとして扱った」「1クール付き合った結果が課金誘導エンドなのか」といった激しい批判が噴出。当時のTwitter(現X)では関連ワードがトレンドを独占し、Yahoo!のリアルタイム検索でも批判的な投稿が9割を超える事態となった。

日本テレビと傘下のHuluによるこのメディアミックス戦略は、有料動画配信サービスの会員獲得を狙った露骨な導線設計として、放送倫理・番組向上機構(BPO)にも短期間で数百件規模の意見が寄せられる異例の騒動へと発展した。地上波の物語を単体で完結させず、核心部分の解決を有料プラットフォームに持ち越す手法は、テレビ局の信頼を損なう悪手として各メディアのコラムでも厳しく糾弾された。

実際のHuluオリジナルストーリー『愛してたって、秘密はある。 僕は誰だ?』(前後編)では、取り調べを受ける黎と夜太郎の内面対話、精神科医による鑑定、そして黎が己の暗黒面と向き合い統合を目指すプロセスが濃密に描かれていた。ドラマのテーマである「人間の二面性と贖罪」に決着をつけるために不可欠なエピソードであったからこそ、地上波で放送すべき内容を有料配信の囲い込みに利用した制作方針に対して、厳しい評価が下されたのである。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。