目をつむると倒れそう…深部感覚の低下とは?症状と検査法を徹底解説

目をつむると倒れそう…深部感覚の低下とは?症状と検査法を徹底解説

目をつむると倒れそう…深部感覚の低下とは?症状と検査法を徹底解説の真相について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

ネット上の情報や一般的なヘルスケア言説の中には、深部感覚のトラブルに関して見過ごせない誤解が蔓延している。現場の専門医が警鐘を鳴らす代表的な3つの盲点を正しく認識しておきたい。

第一の誤解は、「ふらつきやめまい=耳の異常(三半規管・内耳)」という思い込みだ。回転性の強いめまいであれば耳鼻科領域の疾患が多いが、「回転しないフワフワ感」や「目を閉じたときのふらつき」は、耳ではなく脊髄や深部受容器の破綻であることが極めて多い。耳鼻科で『異常なし』と診断され、原因不明として放置されている間に神経障害が取り返しのつかない段階まで進行する事例が後を絶たない。

第二の誤解は、「足元の頼りなさは足腰の筋力低下が原因だから、スクワットで鍛えれば治る」という短絡的な判断だ。深部感覚が障害されている状態で自己流の筋トレやスクワットを行うと、関節の角度を正しく認識できないまま過負荷をかけることになり、膝や腰の靭帯損傷、あるいはバランスを崩して転倒骨折するリスクを跳ね上げる。筋力不足ではなく「センサーの感度低下」である場合、必要なのは筋肥大ではなく神経系の再学習だ。

第三の誤解は、「歳のせいだからリハビリをしても無駄」という諦観である。確かに一度死滅した中枢神経細胞の再生は容易ではないが、残存した受容器の感度を高め、視覚や代償機能を活用した体系的トレーニングを行うことで、歩行の安定性は格段に取り戻すことができる。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。