秩父の街並みを語る上で欠かせないのが、アニメ作品との深い結びつきだ。特に映画『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の舞台として全国的に知名度を上げて以来、作品のロケーションを巡るファンが絶えない。そして今、聖地巡礼の楽しみは風景鑑賞だけでなく、食の領域へと大きく広がっている。
作中に登場したシーンに想いを馳せながら味わうご当地グルメは、ファンにとって特別な意味を持つ。ほくほくのじゃがいもに甘辛い甘味噌を絡めた伝統の小昼飯(こじゅうはん)「みそポテト」は、散策のお供に最適なソウルフードだ。地元の商店街では、アニメコラボの限定メニューやキャラクターをモチーフにしたテイクアウトスイーツも登場し、伝統とサブカルチャーが心地よく共存する独自の盛り上がりを見せている。