縦折り・横折りを問わず、2026年の街中では折りたたみスマホを手に取る人の姿が目立って増えた。それに比例して進化を遂げたのが、超複雑な可動部を守る構造設計だ。
初期のフォルダブル用ケースは「外れやすい」「ヒンジが無防備」「分厚くなりすぎる」といった不満がつきまとっていた。だが現在の主流は、特殊なデュアルスライド機構や自己修復エラストマーを用いた高機能タイプだ。端末を開閉してもヒンジ部分を常にシームレスに覆い、落下時の衝撃を分散させる。精工なギア構造を思わせるその造形美は、かつての武骨な保護ケースから、ガジェット好きの心をくすぐる工芸品へと脱皮している。