内閣府の消費動向調査によると、一般家庭におけるエアコン寿命平均年数は約13.6年となっており、買い替え理由の約6割以上が「故障」を占めています。本体の銘板シールに明記されている設計上の標準使用期間10年は、標準的な使用環境下で安全上支障なく使用できる目安として設定されたものです。
空調大手のダイキンエアコン耐用年数を見ても、税法上の法定耐用年数は6年、メーカーが想定する安全稼働期間は10年前後とされています。つまり、「20年動いている」状態は、製品本来の設計寿命を2倍近く超過した極めて稀な例外状態であり、いつ致命的なトラブルを起こしてもおかしくない領域に達しています。
「動くからまだ使える」という判断は、あくまで表面的な動作確認に過ぎません。モーターや電子基板、配線類の内部劣化は外見からでは判別できず、静かに限界を迎えつつある点に留意が必要です。