物語のクライマックスでは、市郎と娘の純子が1995年1月17日の阪神・淡路大震災に巻き込まれるという過酷な未来を知りながらも、逃げることなく昭和へと戻る決意を固める姿が描かれました。避けられない運命を受け止めつつ、残された時間を全力で愛し合って生きる親子の姿は涙なしには見られません。
最終回で提示された「寛容になりましょう」というフレーズは、本作が視聴者へ手渡した最も本質的なメッセージでした。白黒をはっきりつけすぎず、相手の価値観を少しだけ受け入れることの大切さを説き、物語は温かな余韻とともに幕を閉じました。
細部に張り巡らされた伏線が見事に回収され、タイムトラベルものとしての完成度の高さも絶賛されたポイントです。