耳をつんざくような大音量だけでなく、実は火災報知器から鳴る音には複数のパターンが設計されています。音の鳴り方を正しく聞き分けることで、今起きている事態が「緊急火災」なのか「機器トラブル」なのかを瞬時に判別可能です。
天井に設置された住宅用火災警報器の電池切れの音は、火災警報とは明確に区別されています。火災時は「ウー、ウー、火事です!火事です!」という大音量の音声警報や連動サイレンが鳴り続けますが、バッテリー低下時は「ピッ…ピッ…」と数十秒〜数分おきに短い電子音が鳴る仕様が一般的です。
夜間に火災報知器からピッピッという音が鳴る理由の多くは、気温低下に伴う電池電圧の一時的な降下や、設置から10年が経過したことによる内部自己診断機能の作動です。住宅用火災警報器の耐用年数は日本火災報知機工業会の基準で約10年と定められており、設置後10年を迎えた機器はセンサー自体の経年劣化が進んでいるため、本体ごとの丸ごと交換が推奨されます。