今年の春、世界的なストリーミングサービスで配信が開始されたサイコスリラー『L.I.E.』。この作品の爆発的なヒットが、日本国内での検索急増の直接的な引き金となった。劇中で繰り返される「人間は横たわっている時(lie)にこそ、最も純粋な嘘(lie)をつく」というモノローグ。この言葉遊びが、視聴者の間で考察合戦を生んだ。
単なる言葉の綾ではない。物語が進むにつれ、登場人物たちの「姿勢」と「発言」の不一致が、この英単語の持つ二面性と見事にシンクロしていく。視聴者は画面の前で、自らもまた日常的にどちらの「lie」を選択しているのかを問い直されることになった。