Q1:カマキリの卵を見つけたら、素手で触ったり移動させたりしても大丈夫ですか?
A1:素手で触れても毒性や直接の危険はありません。ただし、壁や太い幹に強固に張り付いている卵鞘を無理に素手で剥がそうとすると、底面が破損して内部の卵が潰れてしまう危険があります。採取・移動する際は、細い枝ごと切り取るか、薄いヘラ等を使って底面を傷つけないよう慎重に剥がしてください。
Q2:卵が生きているかどうかを外見だけで確認することはできますか?
A2:完全な断定は難しいものの、ある程度の見極めは可能です。全体にしっかりとした重量感と弾力があり、色が均一なものは生存率が高いです。一方、表面に直径1mm前後の丸い穴(寄生蜂の脱出孔)が複数空いているもの、黒く変色してカビが生えているもの、指で押すと紙のように凹んで極端に軽いものは、すでに中身が空か死滅しています。
Q3:家の中で突然孵化してしまった場合、どう対処すればいいですか?
A3:まずは慌てずに部屋の窓を閉め、エアコンの風を止めます。幼虫は光に向かって集まる習性(走光性)があるため、部屋を暗くして窓際や照明の近くに誘導すると集めやすくなります。柔らかい絵の具の筆や厚紙を使って1匹ずつ優しくすくい取り、プラスチック容器に回収した上で、日当たりの良い屋外の植え込みへ放虫してください。殺虫スプレーの使用は壁や家具を汚すだけでなく避けるのが賢明です。
Q4:孵化したばかりの幼虫には、市販の昆虫ゼリーや人工飼料を与えられますか?
A4:カマキリは完全な肉食性であり、動くものにしか捕食行動を起こさないため、昆虫ゼリーや死んだエサ、人工飼料を自発的に食べることは基本的にありません。1齢幼虫の段階では、アブラムシやトリニダードショウジョウバエなどの生きた微小昆虫が必須となります。どうしても餌がない緊急時は、竹串の先にヨーグルトや薄めたハチミツ、鳥の生レバーの肉汁を少量つけ、口元に直接触れさせて舐めさせる手法がありますが、あくまで一時的な延命措置に限られます。