初来訪者がまず押さえておくべきなのは、やきまる安城店のメニュー構成における絶対的なエースの存在です。全方位のメニューが揃う中で、訪れた客の8割以上がオーダーする看板肉を外してしまうと、この店のポテンシャルを半分も見抜けずに終わってしまいます。
真っ先に網の上へ運ぶべきは、屋号にも冠されている自慢の「名物とろホルモン」です。一般的なホルモンに見られる特有の臭みは皆無で、下処理の丁寧さがひと目で分かります。皮目を香ばしくキツネ色に焼き上げ、脂の面をサッと炙るように口へ放り込めば、甘みのある上質な脂がジュワッと弾けます。脂っこさが胃に残らないのは、鮮度管理が極めて徹底されている証左です。
さらに、やきまる安城店のおすすめ部位として常連が口を揃えるのが「幻の生ハラミ」と「極上厚切り牛タン」です。ハラミは赤身特有の濃密な旨味と適度なサシが調和し、噛むほどに肉汁が溢れ出します。タンに関しても、惜しげもなく厚くカットされた芯の部分が提供され、サクッとした歯切れの良さとジューシーさは高級店顔負けのクオリティです。注文の手順としては、まずタンと塩ホルモンで素材の良さを味わい、続いて名物のタレハラミやロース、締めには炊きたてご飯とテールスープを合わせるのが、最も満足度を最大化させる鉄板ルートと言えます。