奥二重から二重にする最短ルート|自力の限界と失敗しない選択基準

奥二重から二重にする最短ルート|自力の限界と失敗しない選択基準

奥二重から二重にする最短ルート|自力の限界と失敗しない選択基準にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

奥二重からぱっちりとした二重へ自力で変化させることができるのか。結論から言えば、「ごく一部の条件を満たした人のみ可能だが、全員が再現できるわけではない」というのが医学的な真相です。

そもそも二重まぶたと奥二重の違いは、まぶたを持ち上げる筋肉「上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)」の先端にある挙筋腱膜が、どこに付着しているかによって決まります。二重まぶたの人は腱膜の一部が皮膚の裏側に強く結合しており、目を開けた瞬間に皮膚が引き込まれて溝(ライン)が形成されます。対して奥二重は、ラインの引き込み自体は存在するものの、「まぶたの皮膚が厚く覆いかぶさっている」「癒着の位置がまつ毛の生え際に極めて近い」「眼窩脂肪(がんかしぼう)やROOF(隔膜前脂肪)のボリュームが多い」といった要因で、二重幅が皮膚の内側に隠れてしまっている状態を指します。

では、なぜネット上では「自力で二重になった」という報告が散見されるのでしょうか。自力で二重になる理由の根底にあるのは、成長期を終えたことによる皮下脂肪の自然減退、あるいは加齢に伴う皮膚のコラーゲン低下による皮膚の菲薄化(ひはくか)です。もともと挙筋腱膜の微細な枝が皮膚に届いていた人が、脂肪やむくみの減少をきっかけに皮膚が折り畳まれやすくなり、偶然ラインが表面化するケースがこれに該当します。

裏を返せば、蒙古ひだが強く張っている人や、まぶたの脂肪層が厚い骨格の持ち主が、外部からアイプチやアイテープで無理に折り目をつけようとしても、皮膚が引き込まれる解剖学的構造そのものは新設されません。何年も癖付けを試みても効果が出ない場合、努力の不足ではなく、先天的な眼瞼構造の違いによる限界であることを正しく把握しておく必要があります。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。